apple bankに追加投資しました
資金50万円をapplebankに追加投資しました。どの業者にどれぐらい投資するかは難しい所で、私も日々考えは変わっていますが、とりあえず投下資産の10%は超えない範囲に止める予定です。
念のためですが、かんなわなわは金融の知識は普通の人より多少詳しい程度であり、特別な経験はない素人です。その前提でお読みください。
給与前払いファンドのお金の流れ
【不動産担保付き】給料前払いシステム事業支援ローンファンド第2弾
applebankが結構前から何度も取り上げていたファンドです。
ホームページの言葉だけだと良くわからないのですが、お金の流れは…
アップルバンク→関連会社AL→システム導入事業者→前借りする従業員
という流れのようです。返済される時はこれの逆の流れですね。
疑問点
ホームページの絵だと、給料前払い会社は関連会社のようですが、文章中にそれを明記する言葉がありません。(AppleBankとFP社は別会社です 9/12訂正)
また、前払い給料に質権設定をしているとの事ですが、前借した従業員が前借分の労働をせずに「飛んだ」時のリスクを誰がかぶるのかが分かりません。(基本的には導入企業がそのリスクを背負います。 導入企業が倒産した時のリスクを担保するのが質権設定です。 9/12追記)
おそらく最終的な利用者は多岐に上ると思うので、仮にそのリスクを最終的に投資家がかぶるにしても、小口分散という保全は図られているとも思います。(FP社の前払立替金の回収は導入企業が基本です。小口分散という概念はあてはまりません。 9/12訂正)
法定金利の上限いっぱい
一応このファンドには投資はしています(500k)。
それで分かったのですが、今回投資家の取り分は9%でアップルバンクの取り分は6%です。…となると、ここで集めた資金をそのままシステム導入事業者が貸し付けても法定金利の上限(15%)を超えられませんから、利益がでない計算です。
システム事業者も関連会社なので、アップルバンクグループ全体で利益が出ればそれでよしという考えなんだとは思います。 (給料前払いシステム事業社FPは関連会社ではありません9/12追記)
それでも追加担保があるから…
この辺が弱いとアップルバンクも思ったのでしょうか、追加の担保を用意しています。
これは名古屋市内の親会社所有のビルで、アップルバンクのファンドだと追加担保として他のファンドでも設定されているビルです。
収益還元法で580mの担保評価で、先順位が500mついています。これにこのファンド全体が18mですから、LTVは89%ほどです。担保価値としてはかなり割り引いて考えた方が良いと思います。
担保の余裕はあまりありませんが、18mぐらいの債権で580mのビルを売却して銀行からの信頼を損ねたくはないだろうから、アップルバンクも自信があるんだろうと思い投資をしました。
まとめるならば
前払い給料に投資というのは面白いのですが、案件の細部がわからず若干不安です。ただ追加担保があるので投資を決めました。
投資理由はもう一つあって、アップルバンクで今募集中の、広告会社の債権を担保にしての事業性資金ファンドと建売業者の案件よりも締め切りまでの時間が短く、資金を遊ばす時間が短いというのも理由としてあります。
アップルバンクの泣き所は実質的な案件数の少なさと、ファンド募集開始から実際に貸し付けが行われるまでの長さだと思います。
記事に誤りはないとは思いますが、保証はしません。投資は自己責任でお願いします。
AppleBankに疑問点を質問した所返答があり、自分の考えの間違いが分かりました。誤っていた箇所は訂正しています。
9/12追記