maneoの返済遅延が解決した件について感想

maneoの延滞案件が最終解決した件

maneoの社長ブログが何やら面白い事をあげています。ソーシャルレンディングでは理論上一定数あるはずだが、現実的には希少価値の高い延滞案件が最終解決したそうです。

ソーシャルレンディングでの貸倒案件

maneoの歴史を紐解くと、maneoの前社長であり創業者である妹尾氏が社長のころは対個人の貸し付けをしていました。

この対個人貸付は貸倒率が高く、業績を圧迫していたそうです…が、それも昔の話で、対個人貸付から対企業貸し付けに舵を切った現在ではmaneoに貸倒はないのが現状です。

これは同じく古参であり大手であるSBIソーシャルレンディングでも同じ事情です。

理論上はミドルリスクとして貸し倒れがあるので、ミドルリターンを得られるソーシャルレンディングですが、現状そのミドルリスクがほぼないのが事実です。

maneoの延滞案件概略

その希少な貸倒…まで至りませんが返済延滞事案があったのがmaneoのこの案件です。

maneo

maneo

maneoが返済延滞を把握した直後の社長ブログがこちらで、最終解決した直後のブログがこちらです。

担保をとっていないといっていたが、実は取っていて、それを処分したので投資家には当初の予定通りの利息と元本返済ができたようです。(但し、返済遅延金は一部回収にとどまる)

自分は投資していませんが、仮に投資していたとすると、「トラブルはあり半年ほど長引いたが、とりあえず当初の予定通りの額が返ってきたからほっとしている」と思います。

maneo返済遅延の案件から読み取れる教訓

この案件から読み取れる教訓が2つあります。

何が問題になるかは読みにくい

社長ブログの言葉ですが…

…本件融資を実行した当初も、融資先の業績は好調と把握していました。(後略)

…正直言うと、あまり心配していない融資先でしたが…

これらの言葉から、maneo社内でも比較的安全視されていた融資先であることがわかります。

様々な資料を見られるmaneo社のプロとしても穴を見過ごす事はあるということです。今後もこういった返済遅延は、おそらくどの業者でも起きうる事が改めてわかりました。

問題が起きた後の行動は素早い

一定数貸し倒れがあるのは当たり前の事ですが、それが起きた後の対応は素早いです。取っていた担保を処分して投資家への返済に充てる事が無事できています。投資家の実害は、「資金拘束期間が長かった」ぐらいで、ほぼ無傷にとどめています。

やはり不動産担保は強いのと、業者がしっかりしていれば案件のリスクが表面化してもある程度はなんとかなることを示しています。

業者がふっとんだみんなのクレジットとは、問題のレベルが違います。

今後どうするか

自分の意見ですが、やはりソーシャルレンディングでは案件のリスクよりも業者のリスクの方が怖いと再確認しました。

また、不動産担保があればやはり安心できます。基本的過ぎますが、それも再認識しました。

ちょっと業者の選別を一度考えてみようと思います。

maneoの顧客ランク制度?

ブログの最後にさらりと面白そうなことを書いています。

今月中旬から、投資家の皆様の投資額の残額に応じて、
・ダイヤモンド
・プラチナ
・ゴールド
・ブロンズ
・レギュラー
と、ステータスを設定させていただきます。

来週にはわかる事ですが、この言葉からはネット銀行のランクを連想させます。おそらくは引き出し手数料を何回か無料化するとか、ファンド情報を早めに教えるとか、あるいは高額投資者限定のファンドを作るとか…

その辺りのサービスをしてくると予想します。投資家が本当にしてほしい、利率UPはしてくれると嬉しいですが、1000万以上とか1億以上とかにされるとちょっと手が出ません。

最大手のmaneoのこの取り組みの全貌はまだ見えませんが、成功すると他社も追随するのではと読んでいますので注目しています。


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