【俺ヤヴァイ】ラッキーバンクが行政処分を受けそうな件【250万円】

大手ソーシャルレンディング業者の一角であるラッキーバンクに行政処分が下りそうです。

私個人の現段階での投資額は250万円です。これが吹っ飛ぶと…って考えると痛い所ではないですね。少し内容を見てみます。

証券取引等管理委員会の勧告

現段階で起きていることは、証券取引等管理委員会が内閣総理大臣及び金融庁長官に対して、ラッキーバンクへの行政処分を行うように勧告しているという段階です。

その具体的な内容、プレスリリースは以下で全文が読めます。

http://www.fsa.go.jp/sesc/news/c_2018/2018/20180220-1.htm

プレスリリースでは「事実関係」の整理と二つの問題点、すなわち「貸付先の審査につき誤解を生ぜしめるべき表示をする行為」と「担保物件の評価につき誤解を生ぜしめるべき表示をする行為」にわけて述べられています。

事実関係

プレスリリースを整理します。

  1. ラッキーバンクの貸付先のほとんどは同族会社(X社)である
  2. その同族会社とはずぶずぶの関係だった。

まず1に関しては不自然ではありません。例えばグリーンインフラなどは親会社の資金調達機関ですし、ポケットファンディングも親会社あっての商売です。

となると当然ですが2も同じことです。ラッキーバンクに問題が無くても、X社に問題があれば投資家の資本が毀損する恐れがあります。

貸付先の審査につき誤解を生ぜしめるべき表示をする行為

貸付先企業の審査を十分にすると言っていたが、X社に関して…

売り上げの架空計上や純利益・純資産のかさ上げに目をつむり、

H29年3月以降の償還金返済が困難な状況を知りつつもファンド募集を継続した。

これってラッキーバンクさん、全然きちんと審査していませんよね?

といった内容で、証券取引等管理委員会激おこです。親会社の経営がやばければ、それはラッキーバンクがやばいと言う事ですから、これは大きな問題です。

担保物件の評価につき誤解を生ぜしめるべき表示をする行為

ラッキーバンクがファンドの募集要項で表示している不動産価格調査報告書は、正式な不動産鑑定をしておらず、対外的に公表できないものであった。

公表できない不動産価格調査書

ファンド募集のページにあるこの不動産価格調査報告書がこれです。

これに記載の担保評価額が、正式なものではなくて、要は自称に過ぎないと言う事ですね。自称でもそれなりに妥当性があればいいのですが、どれぐらい現状と離れているのかが気になります。

ラッキーバンクの対応

ラッキーバンクの対応は今の所は以下のページだけです。

https://www.lucky-bank.jp/news/detail?id=75

まあ、処分勧告発表が20日で、今日が21日ですから、何も言いようがないのはしょうがないですが、実際に調査が入ったのはかなり前のはずです。その間何をしていたのでしょうか?

かんなわの感想と今後の対応

私の感想ですが、こりゃあ投資してはいけない所に投資しちゃったな…というのが第一感です。

みんなのクレジットと比較すると、そこまで悪質性はないっぽいですが、冷静に考えると、みんなのクレジットと比較している時点で相当悪質です。

それでも都心の不動産担保があるために、まともに回収すれば何とでもなるとも思いますが、資産を移して、経営者が逃げ延びるのも普通にあります。

どちらにせよラッキーバンクの対応待ちなのでやること出来ることは、ほぼ何もありません。

取りあえずの興味は…

毎週3~5本程度はあったファンド募集が今後どうなるのか?

(当面ファンド募集しないと予想)

来月3/8の分配日に元利返済はあるのか?

(普通にあると予想…というより期待)

の二点になります。

こちらが現時点での自分のラッキーバンク口座です。次月に100万円帰ってくるのを祈るばかりですね。

まあ今後の対応で手のひらを反すかもわかりませんが、白石伸生や田中翔平という名前は私にとって詐欺師と同意語です。今後投資する事はないでしょう。

コメント

  1. ねも より:

    1月と2月の百万はすでに分配と元本は支払い済みなので現在の投資額は150万ではないでしょうか?
    100万も来月償還なようですのでダメージは軽微でしょうか?ラッキーバンクはあと何ヶ月間、分配と償還できるとお考えですか?SLは当初よりリスク高く感じてきました…

  2. kannawanawa より:

    いえ、ちょっとわかりにくいかもしれませんが、2/21時点で250万を投資しており、3/8に元本100万円が返済されるという予定です。

    3/8に無事元本が返ってきたら安心できるんですが、現時点では何ともわからないです。

    楽観論としては、3月に100万が返ってきて、残り150万は半分が返ってくる…75万ぐらいは損をするかなと考えています。
    悲観論としては、みんなのクレジットの二の舞で、のらりくらりと田中翔平に交わされて、ほとんど投資金が返ってこないというのが最悪の想定ですね。現時点では楽観論の方が可能性が高いと思っています。

    SLの最大のリスクは事業者リスクというのを忘れていたのが失敗の原因と自分は考えています。事業者の選別が超重要ですね。

    • ねも より:

      投資家に公開されている情報の真偽は結局投資前に分からないですからね^_^;
      上場企業や親会社などで信頼ある企業を判断することが重要なのかもしれませんね・・・。ちなみに私もラッキーバンクに投資中、戻ってくるといいなぁ。