給料前払い事業ファンドの追加解説

ソーシャルレンディングで気になった件がありますので記事にします。

Applebank給料前払い事業

Applebank給料前払い事業のQ&A

Applebankの給料前払い事業に関して、ApplebankのオフィシャルブログでQ&Aが掲載されていました。

半分ぐらいがこの記事内容の自分がした質問です。

資金の最終需要者と、投資家の間に仲介者が4社もあるために少しスキームがわかりにくいファンドです。質問をして理解がすすみました。

詳しい内容は該当ブログを見ていただくとして、このQ&Aで…資金の最終需要者である前借した従業員が飛んだ時の保全がされている…のがわかったのでファンドへの信頼性は増しました。

また同種のファンドが行われた時にタイミングが合えば再投資したいです。

さくらソーシャルレンディングでも給料前払い事業ファンド?

久々に自作のソーシャルレンディングアンテナから、各事業者のブログをチェックしていた時にわかったのですが、ひょっとしたらさくらソーシャルレンディングでもこの手のファンド募集が行われるかもしれません。

ソースはこちらのオフィシャルブログです。

さくらの方の社長が興味を示していますが、私としてもこのシステムが実際にどう稼働するのかがイメージしやすくなりありがたかったです。

記事の具体的な前借の流れとメリットデメリットを少し長いですが引用します

前借手続きをアウトソーシングするサービスです。その中身は・・・

① 法人は前払いサービスを提供する会社と契約する。
② 従業員は前借したい場合は、その事業者の提供するアプリでスマホから申請、申請が10時までに行われれば即日前借したお金が従業員の口座に入金される。
③ 法人は給料から従業員が前借したお金を徴収しサービス提供事業者へ支払う。

さらに「給与前払いサービス」のメリットは・・・

法人のメリット
① 従業員との給料前借手続が省ける。(現金の準備や上司の承認など)
② 前借を謳うことで求人活動に優位になる。(大手飲食チェーンも積極採用)
③ 従業員の信用リスクを守れる。

従業員のメリット
① 会社への前借の手続きがいらない。(簡単申請)
② 申請後即日資金を得られる。(急な出費にも対応)
③ 消費者金融などに行かなくて済む。

一方で「給与前払いサービス」のデメリットは・・・

法人のデメリット
① システムを導入するまでに少しだけ時間がかかる。
その他にはデメリットは見当たらないです。

従業員のデメリット
① 利用するにあたり振込金額の6%の手数料がかかる。
② 振込手数料が54円~270円かかる。(利用金額による)」

給料前借する人にとってどうなのか

中々面白い流れです。給料前借事業社の貸し倒れリスクは低く、導入企業にも益があるというのはわかりました。導入企業とすると、従業員の前借希望への対応へ割く労力が無くなるのは大きいですね。

しかし…これ…中々前借する人にとってはえぐい制度です…
さらりと書いてある従業員のデメリット1 振込金額の6%の手数料というのは大きいですね。

10万円を給料前借しても、半月ほど待てば給料日ですから、仮に金利が12%としても取れる金利は100,000×0.12÷12か月÷2ですから500円程で大したことが無いです。期間が短すぎます。

しかしこれにプラスして手数料として6%の6,000円が取られるのですから、前借する方に取っての実質金利負担は重くなります。逆に金貸しの方は儲かります…

お金は借りない方が良い、経済教育の重要性

何人もいい年で給料の前借を申し込む人を私は見てきました。前借する彼らに対していいイメージを自分は持っていません。

自堕落で欲望に弱い…それにプラスして、将来的な事を考える能力が低い、そういった人が多かったです。

この制度を利用する事により、従業員がお金を前借しやすくなるのは事実でしょう。ただそのカジュアルに金を借りられるという環境が、彼らを幸せにはしないというのを私は見てきました。

給料前払い制度導入する企業にとっても、会社に対する前借がある間は従業員を会社に縛り付けられるので良い制度です

それでも期待するならば、この制度を導入する会社は従業員への経済観念の教育も同時にして欲しいです。

非現実的な希望を言うならば、会社が強制貯金をさせる仕組みなどで、従業員のお金を管理する。…これができたらいいんですけどね。


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