気になった案件 ポケットファンディングとLCレンディング

気になったソーシャルレンディングの案件

投資は行っていませんが、少し気になったファンドがありました。どこが気になったかを含めて記録として残しておきます。

Pocket Fundingファンド1号【不動産担保付】

https://pocket-funding.jp/funds/detail/13
新しい業者のPocket Fundingの案件です。現段階ですでに応募は満額完了しています。私は投資していません。

Pocket Fundingは特徴的な所がいくつかある業者ですが、普通はメインの案件への投資額が95%程度で、おまけの案件が5%程度なのが多いのですが、ここでは両者を70%:30%程度の比率で配分しています。

ここで気になったのは案件1の二か所です。最終的な借主が個人事業主Eで担保に設定しているのが借地権付き建物(旧借地法)なんです。

この個人事業主と借地権付き建物というのは金融機関が貸しにくい案件です。ただ担保を見れば評価額960万円の土地に600万の融資(極度額は840万)なので、心配せずに融資ができる範囲です。

保全性は高い案件と思えます。maneoの瀧本社長の言葉、ファイナンスの隙間は確実にあるんだと再確認できた案件でした。

こういった既存金融機関が融資しにくい需要にこたえるのが、ソーシャルレンディング業界の社会的使命ではないかと考えています。

Pocket Fundingの評価

沖縄発のソーシャルレンディング業者で、今までの所は県内の案件が中心で、募集金額は低めで利率もやや低めのファンドが多い印象です。

私は興味とキャッシュバック目当てでオープン記念ファンドに50万円だけ投資しています。今後に投資額を増やすかどうかは微妙ですが、リファイナンスの案件が多いとか地域性など、とかく特徴の多い業者なので「面白い」投資先だと思っています

【ポーリー・プラス キャンペーン】LCセレクトファンド172号

https://www.lclending.jp/apl/fund/detail?fund_id=550
LCレンディングが総額3億円の募集になるファンドを発表しています。

案件内容としては、関連子会社に融資して、そこで医療関係不動産を取得して賃貸収入を図るという内容です。最終的には親会社のLCホールディングスでREITを作り、そちらに売却というのを考えているようです。

平たく言うならば、病院を購入してそこの大家さん業を行う資金の募集です。これはLCグループの悲願らしく、社長のブログでも度々言及されています。

現在のLCレンディングでの成立ローン総額は100億円程ですから、総額3億円のこのファンドがいかに大きな額かが分かります。

すでにLCホールディングスが出資を議決しており、実質的にも名目的にもこのファンドはLCグループへの融資になります。

集めた資金は運営資金に使うとは書かれていますが、具体的な用途は不明でありかつ担保保証は全くない投資になります。

ただお金の動きに関しては分からない事の多いファンドです。対象不動産取得資金ですが、出口が非上場REITに組み込まれるのであれば、LCグループ内での書類上の資金移動にすぎません。

それとも、どこか銀行からお金を引っ張るまでのつなぎ融資なのでしょうか。ホームページでの情報がやや不足しているので分からない事が多いのですが、インサイダー情報にならない配慮として記入しないのであれば仕方がないのですが、少し判断に悩みます。

LCレンディングへの評価

LCレンディングはジャスダックに上場している企業である、LCホールディングス8938の子会社であり運営母体への評価・安全性に関しては最高クラスの業者です。

それらを踏まえてこのファンドですが、利率が10%という事もあり人気化が予測されます。私は…正直迷っているのが事実です。

安定性を求めてここで口座を開設したのですから、利率に惹かれるべきではないと思いますが、最終的にはLCグループの金看板に頼って、不明な点に目をつぶって投資しそうな気がします。人間は弱いものです。

蛇足:アフィリエイトについて

この記事からのリンクは非アフィリエイトです。

人様の事をとやかく言う気は無いのですが、ソーシャルレンディングブログのアフィリエイト記事の多さには少し閉口しています。

当ブログではソーシャルレンディングでのアフィリエイトは減らす方向で運営しようと考えています。


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