システムソフトの名作レゲー
本当に今更だけど天下統一にはまっている。80年代にPC98で発売されたゲームで、内容は信長の野望フォロワーな戦国国盗りゲームのわけだが、ゲーム内容はシンプルを通り越して地味の一言。
オープニングとエンディングにちょっとだけグラフィックはでてくるけど、ゲーム中には無し。武将の顔グラフィックも当然無しで、ゲーム中は数字ばかりをチェックする。基本的には作業の繰り返しだけどその作業がそれなりに楽しくて飽きさせません。
最高のゲームバランス
ゲーム難易度はそれなりにシビアです。初心者の頃は国内統一もままならず、なんとか豪族レベルから小大名になれたころには周りを強い国に囲まれて、滅びをまつばかり…というのが頻出します。
まあ、慣れてきたらそれなりにゲームできるようにはなるのですが、難易度マックスの国ではどうあがいても3年以内にゲームオーバーの国はたくさんあります。この辺の切り捨て方も素敵ですね。
必ず来る天下分け目の関ケ原
この手のゲームの宿命として、ある程度以上自国が富み栄えてくると相対的に敵が弱くなり、あとは消化ゲームで領土拡大していくだけ…というのがあります。
天下統一の素晴らしすぎる点は、CPUの思考ルーチンが強化されており、全国の3割程度から半分程度を統一した段階で必ずと言っていいぐらい、どこかのライバル大名も強大化をとげておりそこで天下分け目の戦いが行われます。
この戦い(一回で終わらずだいたい複数回行われますが)でライバル大名を圧倒できれば、あとはある程度消化試合です。ただ、ここで負けてしまうとそこからのリカバーは…まあ無理ですね。
ですから終盤まで来ても緊張感は持続します。プレーヤーチートなセーブ&ロードを駆使すればなんとかなるのは事実ですが、それをせずにプレッシャーを楽しむ方が楽しいです。また全国制覇しなくても90%ぐらい制覇すればエンディングになるのも楽ですし、消化試合削減にも役立っています。
復刻版天下統一
備考ですが、ここで話題にしているのは初代天下統一であるPC98版をwinに対応できるようにした復刻版天下統一です。シリーズは名作である初代の後も続いていますがマニア筋の評価は逓減していっているのが実際の所です。
2までは名作とされています。ただそれ以後の3ぐらいはともかくそれ以後はする価値は無いです、時間とおカネの無駄です。
復刻版は今のwin10でのサポート対象外でプレーは自己責任です。ただ私の環境下ですが、win10でプレーしても挙動に若干の怪しさはあって、ある程度セーブ回数は小刻みにしないとダメでしたがプレー自体は可能でした。硬派なゲームをお求めの方にはおススメできます。