アニメ りゅうおうのおしごと感想1話~3話
アニメ作品りゅうおうのおしごとの感想です。前提としての自分の属性ですが、棋力は将棋ウオーズ1級の居飛車で受け将棋、ヲタク知識はある程度はあるけどそこまで濃ゆくない、アニメは普段見ない、福島区には詳しい…となっています。
ざっとの感想
アニメ化するにあたって、原作から何を取るかの取捨選択をしているけども、うまい具合に原作の良さをアニメのフィールドに引き出した佳作。
改めてみると原作1巻は、この後の話の導入部として優れているし、1巻完結でも話がしっかりとしている作品だなと、原作1巻の質の高さに改めて気づきました。
取捨選択に当たって、冒頭の師匠のエピソードなど細かい所をカットされているのは…まあ仕方ないのではないでしょうか、妥当な判断と思います。
個人的に嬉しかったこと
好きな作品がアニメ化というのが単純に嬉しいのですが、原作世界では語られなかった清滝師匠の名人戦の相手とか、八一の竜王奪取した相手が描かれていたのは嬉しかったです。
原作もそうですが、元ネタになった棋譜があれば解説付きで見てみたくあります。
キャラクター的には、今のところは正ヒロイン愛ですが、巻が後に行くと正ヒロイン姉弟子になるのでその辺りも今後の楽しみです。
今後の期待
前の記事でも書きましたが、アニメの尺的に3巻までは描かれると思いますが、5巻までは1クールでは難しいのではと思います。
オープニングを見る限り、2巻の主役の天衣や月光会長、わき役の女流タイトルホルダーも出てきますし、「名人」の後ろ姿だけは出てきます。
これらのキャラクターを描いていくとすると、やはり2クールは続いてほしいですね。
現実の将棋界では「藤井四段」や「永世七冠」など、非現実的な事態が起きています。そういう意味で上手く旬に乗れたアニメだとも思います。将棋ファン及びアニメファンにはおススメできる作品です。