永世七冠誕生前夜

将棋界で未曽有の大記録が誕生する前夜の予感がします。二度と現れない大棋士の羽生善治棋聖が竜王戦に挑戦として挑み、3勝1敗と渡辺竜王をカド番に追い詰めています。12/5に勝てば羽生竜王が誕生し、竜王戦通算7期獲得で永世竜王となり、悲願の永世7冠が誕生します。

将棋界の永世位とは何か?

将棋界の8大タイトル

将棋界では現在タイトル戦が8つあります。

名人位 佐藤天彦名人

竜王位 渡辺明竜王

叡王位 (佐藤天彦)

王位 菅井竜也

王将 久保利明

王座 中村太地

棋聖 羽生善治

棋王 渡辺明

ほとんどの棋士はこのタイトル戦に一度も出られるずに引退していき、一度でもタイトル戦に出られれば大棋士と言ってもいいのではないでしょうか。

永世位を獲得する困難さ

このタイトル戦を複数回獲得することに成功すると…各タイトルにより規定が異なりますがおおむね5期~7期程度…引退後に永世〇〇と名乗る資格(あるいは名誉〇〇と名乗る資格)を得られます。

これは極めて困難なミッションです。現役棋士の中で永世称号を得ている棋士は僅か5人だけです。

すなわち永世名人の谷川浩司に森内俊之、永世棋聖の佐藤康光、永世竜王永世棋王の渡辺明…それに加えて永世名人であり永世王将であり永世王座であり永世王位であり永世棋聖であり永世棋王である羽生善治のみです。

あの加藤一二三も内藤国男も二上達也も獲得できなかったのが永世位なのです。

この竜王戦に羽生善治棋聖が勝利すると…

現在羽生善治棋聖は通算して6期竜王位を獲得しています。竜王戦は2日制で野球の日本シリーズと同じく、先に4勝した方が新たなる竜王となります。そして現在は挑戦者から見て3勝1敗です。

この対局に羽生棋聖が勝利すると、羽生竜王棋聖となり、通算7期竜王位獲得につき残された最後の永世位である永世竜王と呼ばれる資格を得ます。新設された叡王位を除く7大タイトル全ての永世号を所持するというとてつもない大記録が達成されるのです。

もちろん前人未到ですし、将来的にも達成できる棋士はいないのではと思われます。私が生きている間には表れないと思います。

現在の状況

現在の対局状況はリアルタイム棋譜中継でわかります。

再開は明日の朝ですが、角換わり相腰掛銀っぽい序盤から羽生棋聖が攻撃に出たところです。

封じ手は46飛車と切り飛ばし、同馬34銀から羽生棋聖が攻め出て、それを渡辺竜王が交わすのか攻めあうのか…と予想されています。

かんなわの棋力

恥ずかしながら私の棋力は将棋ウォーズ1級程度ですから、あまり上手くはないです。乃木坂46の伊藤かりんちゃんと同じぐらいか少し下手ぐらいですね。

棋風は受け将棋の居飛車党で、スタイルだけは羽生棋聖風にオールラウンダーに戦っています。いや、飽きっぽいから色々な戦法を試したいタイプなんです。

我が子の名前を善治にしようかと考える程度には羽生棋聖を応援しています。

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