将棋の勉強方法覚書

将棋級位者の勉強方法

将棋の世界だと、棋力が高いものの言うことが正しい!と言った風潮があります。

それが全て間違えているとは言いませんが、勉強法などに関しては人によって最善のものが何かは違ってきますし、級位者の悩みや気持ちは同じぐらいの棋力の人の方が良くわかります。

なので将棋ウオーズで1級の自分ですが、勉強法などをメモしておきますので同志諸氏は参考にしてください。

実戦

最大の勉強方法は実戦と言われていますが、自分は一日三局将棋ウオーズで指すだけにとどめています。

数を多くすると一局にかける時間が短くなるので、どうしても荒くなって、結果得られるものが無くなるのです。

それよりも3局をしっかりと時間をかけて指して、1人での感想戦をする時間を取った方が良いと思います。

悔しい負け方とかして、指したりない時は将棋クエストで指しますが、やっぱり荒い将棋になってレートはだだ下がりますし、得られるものも少ないです。

振り返りはスマホアプリのぴよ将棋を利用しています。詰み見逃しとか大ゴマの成りこみとかの分かりやすい悪手のチェックと、自力では気づきにくい変化のチェックになります。

とりあえず最終版の詰み逃しが(自分相手問わず)あったなかったかは必ずするようにしています。

詰将棋

詰将棋は基本的な鍛錬方法ですが、自分の取り組み方としては最近ブックオフの100円コーナーで買った3手詰ハンドブックを回しています。できるだけ短時間で正答率100%を目指していますが、今の所は正答率95%ぐらいですね。

以外ではスマホアプリの将皇の実戦詰将棋を解いています。手数は比較的長いですが、こちらの方が実戦度は高いです。あとは同じくスマホアプリの将棋クエストプラスの詰将棋も解いています。

どちらも車の運転中の信号待ち時間とか、日常の隙間時間にしていますね。我が家の要所要所には棋書が置かれています。

必死

しかしながら詰将棋はそれほど好きにはなれませんでした。なのであまり詰将棋には身が入らないので、代わりに必死の勉強をしています。

使っているテキストは寄せが見える本 〈基礎編〉 (最強将棋レクチャーブックス (1))になります。

名著の誉れ高い本ですが、とにかく解説が豊富なんで、難しいと思った問題も読めば納得できます。実戦で出てきそうな筋も多いので、この本を一冊こなすだけで終盤力は上がると思います。

私は何回も読んでいますが、読むたびに以前は解けなかった問題が分かるようになっていくので、自らの上達がわかりやすいというのも嬉しい所です。初段を目指す級位者に勧めたい本です。

次の一手

次の一手は「次の一手」で覚える将棋基本手筋コレクション432 (将棋連盟文庫)をテキストにしています。今の自分にはちょっとレベルが高いのと、解説が貧弱なのはマイナス材料です。

ただ問題数の多さがそのマイナス材料を覆しています。ある程度考えて分からなければ解説を見て学習しています。解説を読めばなるほどって思えるんですけど、実戦で指すのは難しいんですよね。

自分は手の広い中盤での指し手で悪い手を選びがちなので、それを鍛えるために次の一手をしています。序盤と終盤に比べて、中盤は中々鍛えにくいです。というより勉強したらある程度上達する、序盤と終盤に比べて中盤は才能の部分が大きいのかなとも思いますね。

序盤の定石

これは実はあまりしていません…

なまじオールラウンダーを志向しているだけあって、極論を言うならば全作戦の定石を網羅しなければなりません。

それはいくら何でも…なので、興味を持った作戦の序盤を勉強するのと、居飛車の基本戦型のうち角換わり横歩取り矢倉だけをちょっとだけ深く学習しました。テキストに使ったのはNHK将棋講座ですが、今から手に入れるのは少し困難です。

それとは別に居飛車振り飛車の対抗形の戦い方も体系的に覚えるべきなんでしょうが、後回しにしています。

あとは特定の攻めが強い戦法だけそれの受けを勉強したいのですが、ちょっと手付かずになっています。右四間飛車とか早石田とか、受け方を一つ間違えるとやっかいなんですよね。

まとめ

総じていえる事ですが、好きな勉強方法じゃないと長続きしないですね。私は序盤の戦術本見るのが好きではないので、それよりも必死の問題をやっています。しんどい勉強はしないほうがいいと思います。

あとは自分の棋力に合った難易度の問題を選ぶべきです。詰将棋が難しいのならば、5手詰めより3手詰めを数こなした方がいいと思いますし、解説を読んでもわからない次の一手なんか飛ばしていった方がいいと思います。

あとは感想戦は大事です。考えずに反射神経で指すような10秒将棋は、遊びや感覚を鍛えるのには良くても、読みを鍛える役には立たないと思います。しっかりと時間を使って考える癖をつけたほうが伸びる気がしています。

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