カープの2017ドラフト戦略が確定しました(10・16)。一位が広陵高校の捕手中村で、全体として5~6人指名で素材が中心との事です。具体的にどんな選手の名前が出るのかを探ってみます。
2017広島カープドラフト会議の前提
自分はプロ野球ファンですが、同時にドラフトファンでもあります。もう20年以上(若田部ドラフト以来)ドラフトのチェックをしていますが、興味が尽きません。
連覇を果たしたひいきチームのカープの今期のドラフトを考えてみます。
この記事は、ドラフト会議にいたるまでの前提的な知識です。わかっている方はスルーしてください。
出て行った選手の数だけ補充できる
プロ野球球団は無限に選手を保有できるわけではありません。70人を上限とした数だけしか契約できません。
したがって、新しい選手を獲得するためにはそれと同じ数だけの選手と契約を切る必要があります。入ってくる新人の数だけ、首を切られる人がいるのです。
今年の広島カープでは、梵、江草、今井、小野、多田の5選手と契約をむすばない事を発表しました。第二次戦力外通告でさらに切られる可能性もありますし、外国人選手との契約の関係もありますが、多くて6人程度の獲得と思われます。
オーナーが最終判断
広島カープにおいては、選手の獲得を最終的に決めるのはオーナーです。
このオーナーが中々面白く、鶴の一声で獲得を決めた選手が活躍したりしなかったりで味があります。
良い意味でチーム経営に前のめりなのがカープの松田オーナーです。
監督意向の反映度
他球団と比べて、監督の意志は反映されにくいようですが、全く反映されていないわけでは無いです。
近年で有名なのは2014年ドラフト一位の野間ですね。緒方新監督が現役時代の自分を重ね合わせて、外れ一位で指名され賛否を呼びました。
今年の監督の希望としてはスピードのある選手(野手?)との事ですが、それに沿った指名があるのでしょうか。
ファンの間の指名リストは役に立たない
この時期になるとファンの間で指名リストなるものが出回ります…が、あんなものは役に立ちません。
やれスカウトが見に行っていたとか、新聞にコメントを発表したとかですが、スカウトは選手を見に行くのが仕事ですし、記者はニュースを作るのが仕事です。
話題になるような選手はスカウトは必ずチェックしています。コメントがあったからといって、それは獲得への条件では無いです。
ついでにいうと、ちょっと選手を見ただけ、あるいはコメントを読んだだけでプロのスカウトより素人の評価が正しいなんて…まあ、ありえないです。
カープの今季ドラフト方針
1位指名に地元の中村捕手指名を公表しました。これ以外にどういった方向性で挑むのでしょうか。
カープの補強ポイント
連覇を果たして、二軍「も」日本一に輝いた広島カープ
主力の年齢層も若く、黄金時代の入り口にいるチームで穴は少ないです。
ただ客観的に見るならば、野手は充実しまくっていますが、投手はそこまでではないので、野手より投手。特に唯一の穴は、まともに働いた存在が今季はいない左投手になるでしょう。
また、二軍での最年少が23歳の高橋(大)という、意外と若年層がスカスカの外野手。それに加えて、今28歳の田中菊池安倍が衰えたころに出てきて欲しい二遊間も補強ポイントですが、これは高校生でも十分でしょう。
現段階での確定情報
一次ソースは見つかりませんでしたが、こちらの情報によると…
1位指名で中村に向かう
指名人数は5~6人
素材型が中心
これにプラスして…
「すでに5人との契約を結ばないと発表した」
「まだ第二次戦力外通告が残っている」
というのもあると思います。
中村を取れたら2位3位で投手をとって、中村を取れなければ1位は即戦力投手で2位3位で野手1投手1、4位5位で高校生を指名してといった感じと思いますが、どうなんでしょうか。具体的な固有名詞は次の記事で上げたいと思います。