株主優待ただ取りのクロス取引に挑戦…

そして大敗北した件

株主優待ただどりのクロス取引とは

今話題の株主優待は欲しい、ただ株を持ってると下がるかもしれないので怖い、なんとか優待だけは取れないか…といった、極めて都合の良い思いを実現かさせるための手法です。

クロス取引の理屈

やり方としては、権利日前の日に「信用取引での売り」「現物買い」を同時にやっておく、その状態で権利日をまたいだことにより、「売り」取引をしてるので配当を支払う義務が発生し「買い」取引をしているので配当を受け取る権利と優待を受け取る権利が発生する。

売り買いを並列しているので、配当の権利は相殺されるけども優待の権利は残っているのがポイント。優待だけがただで受け取れます。

株主優待受け取りのためにやるべきこと

やるべきことを整理すると…

  1. 権利確定日前に同時に信用売りと現物買いを同じ値段で行う
  2. 権利日をまたいだあとで現渡で精算する。

ただ、これだけで優待だけが入ってきます。

クロス取引で気をつける罠ポイント

制度信用取引での逆日歩

信用取引には二種類あります。証券取引所が選択した銘柄の信用取引が制度信用取引です。これが曲者です。人気ある銘柄だと信用売りを行うと一日当たりいくらでお金を取られる逆日歩(ぎゃくひぶ)というのが発生します。怖いのはこの逆日歩は発生する前はわからなくて、発生してからじゃないと認識できません。ですから、3000円の優待券取るために2万円の逆日歩取られた…という話も実際に起きています。

そして、証券会社が自社の裁量で行うのが「一般信用取引」です。クロス取引の時はこちらの信用取引で行うのがいらないリスクを避けるコツですが、証券会社によってこれの取扱数量は差があります。

選択肢多くこの一般信用取引を行っているのはSBI証券とカブドットコム証券です。

人気銘柄はすぐに品切れになる

株主優待で人気銘柄になるのは決まっています。6月決算なら2702マクドナルドやすかいらーく辺りです。そしてこれらの銘柄にはクロス取引で富を得ようと個人投資家が殺到します。

結果、権利確定日前だと買えない…権利確定日の一週間ほど前に買わないと買えないという事態が発生します。

対策としてはシンプルに、1週間ほど前に買う事です。ただあまりに事前に買っていると信用売りの貸し株量(年1%~3%)がかさんでくるのが悩み物です。

骨おれ損の費用損

そしてこれですね。現物買いの手数料+信用売りの手数料+貸し株料がクロス取引の費用になります。カブドットコム証券だとこれは15万円の株で390円ほど、25万円の株で545円ほどになります。おわかりですかね、500円のクオカードのために25万の株を買うと赤字になるのです。

自分用メモ 6月のミスを7月に生かす

自分のしたミスは2つです。一つは権利確定日の前日(今年で言うなら6・26)の市場終了後に行おうとしたら、ほとんどが売り切れでできなかったこと。

もう一つはその前日の25日の日中に行った5959岡部のクロス取引。練習のためにやったのはいいのですが、市場が開いている時にやったために1038円で買い、1035円で売るという馬鹿をしてしまいました。これで300円損するのが確定です。

ちなみに首尾よくクオカードが来たとしても500円ですから、経費で350円ほどかかっているので150円の損が確定です。今月は失敗したけど来月もやってみよう。

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