SBI証券で株券担保にfx取引

SBI証券で株を担保に外貨FX

SBI証券の面白いサービスで、購入して（塩漬けにして）いる株券を担保にFX取引をできるというものがある。

要はFX取引の証拠金を株券でやるという事だが、いくつかのしばり、条件はあるにしてもbuy&hold中の株で優待配当にプラスして高金利国の金利スワップ取れたら美味しくね？という発想から、かつてにいくつか投資してみた。

発想としては、「どうせ長期保有前提だから寝かしてるあいだほったらかしでいいや」というものであったのだが、いくつかの失敗をすることになった。

寝耳に水の追証入金要請

というわけで放置していたけども二年ほど前かな、豪ドルNZドルが下がった時にいきなりの入金要請がSBIから来て大慌てです。

え！担保として200万円ぐらいの株を設定していたのに…と思っていたのですが、結局私の勘違いで……
株価の7割ほどしか担保価値は無い、200万あったけども140万ぐらいしか担保価値は無かったと、それにプラスして担保設定した時は200万ぐらいの株価だったけど株安もパンチになって150万ぐらいまで落ちていたと…

その時はこちらから現金を入金して事なしを得ました。これは素直に自分のミスと思います。

こちらの考えとの差

私とするとfxで豪ドル買いのポジションだけ取って置いてスワップ益を積み上げていき、多少マイナスになったとしてもレバレッジもあるんだし大丈夫だろうと思っていたのですが。

マイナスになった分に関しては、証券ではなくて現金をいれておかないとSBIは証拠金不足と判断します。

つまり…
証拠金　1000k
内証券　700k
内現金　300k
をもってfx取引をやりました。これで400k損な為替になったら、100k足らないよ、だから追証いれてくださいね、入れなかったら証券を処分するよ…
って事です。

いちおうホームページでわかりやすく書いているんですけど、実際に経験しないと自分は分からなかったです。
https://site1.sbisec.co.jp/ETGate/WPLETmgR001Control?OutSide=on&getFlg=on&burl=search_fx&cat1=fx&cat2=info&dir=info&file=fx_tanpo_05.html

ロールオーバーと言う考え方

あとはロールオーバーと言う思想の理解に時間がかかりました。ポジションがそのままそれがずーーっと続くと思っていたのですが、違うのですね。fxの場合は毎営業日ごとに決済処理をし続けていき毎日為替差益(損)が発生する、実際に売った時は前日との通貨差益（損）が発生して、それとそれまでの通算差益(損)を合算したものが損益になる。

例えば1ドル100円で1000ドル買いました。ところが二日目に99円、3日目に98円と下がっていき4日目に97円になった時に損切しました。
この場合だと2日目に1000円の差損発生、3日目に1000円の差損発生、4日目に1000円の差損発生する…こんな感じですね。

ですから、2日目時点で1000円、3日目時点で2000円、4日目は当然3000円の現金を証拠金として持っていないと証拠担保を強制売却されてしまうって事です。

私は4日目段階で3000円持ってれば反対売買されないと勘違いしていました。

ポジション画面の見にくさ

今結局なんぼ損してるの得してるの…なんぼ証拠金が無いとダメなのか…が直感的に理解したいわけなのです。

ところが上記の概念の理解に時間がかかった、というか私の理解力の乏しさもありSBI証券の画面ではそれが理解しにくいのです。

ええとまずは口座管理から建玉サマリーを見ます。

ここで最初に買った時いくらで、今がいくらかがわかります。上のオーストラリアドルを例に取ると…82.701(建日)-91.726×10000通貨=90250円損していますね。この差損（益）Aと…

ここの詳細で見れる、累計スワップBとを足したのが建日段階（この画像だと5・19）の損益です。この画像のオーストラリアドルだと62,335円頂いています。

それにさらに未実現スワップと未実現利益を足したのが（C）結局のところの大本での損益になるのですけども、ややこしいですよね。ええと二つ目の画像の豪ドルだと1694円＋38080円で39774円です。
結局合計すると…A+B+C=-90250+62335+39774=11859円儲けていることになります。

これだったら最初からわかるようにしてほしいと強く要望します。