ビットコインの投資というかビットコインへの浪費を始めたのがついこの前です。それからのダダ下がり気味は中々にして面白く、多くの示唆を与えてくれます。
ビットコインの現在
端的に1/30日の現在のビットフライヤーでの価格が1btc=120万円程です。私が去年の12月半ばに購入したときが220万円ですから、だいたい1月ちょいで半値まで下がったことになります。
損得で言うならば言うまでもなく大損です。実にわかりやすい高値掴みをしてしまったって感じですね。
ちょっと投資対象たり得ない
値動きの激しさ
わずか1月で勉強はしっかりとさせてもらえました。結論ですが、ちょっとビットコインは投資対象たり得ない、というのが自分の意見です。
まず値動きの激しさですね。一日で30%ぐらいアップダウンするのが普通にありますので、短期のデイトレならともかく中長期で持つ自信はありません。
またここまで値動きが激しいものが、既存通貨の代替を果たせるのかという疑問もあります。この値動きの激しさは、コーヒーを飲んでいる間にコーヒー代が2倍になったというWW1後のドイツのインフレを想起します。
取引所への信頼性
またネット上でほぼ完結している仮想通貨は常にハッカー対策が求められています。最近のコインチェックの流出事件は、起こるべくして起きた事件ですし、今後もこの手のニュースは置き続けるでしょう。
中長期的に仮想通貨に投資するということは、普段は業界ニュースに注意を払わずほったらかすということでもあります。
気づいたら自分の仮想通貨が消えていたという可能性は十分あり得ます。
慣習や法整備が未熟な業界
それでも取引所などはまだ規制がかけられています。法の保護も一程度はあります。
しかしながら株や為替といった、伝統的な投資手法から見るとまだまだ慣習や法の整備はされていません。
そして仮想通貨は次々とニューフェースが現れる、新しい業界です。
大きなチェンジがあった時にフットワーク軽く動ける人間は良いですが、動けない人間には辛い業界です。もちろん自分には動ける自信はありません。
今後の仮想通貨
ただブロックチェーンの技術は有望な技術だと思うのです。送金手数料が極めて抑えられており、取引過程がガラス張りという仮想通貨の特徴は魅力的です。
仮想通貨が今後の世界で一定の役割を果たしていく可能性は十分にあると思います。
ただその天下を取る仮想通貨が何なのかは全く分かりません。先行者利益でビットコインの1強状態ではありますが、それを抜くものが…現れる可能性は高いと個人的に思っていますが、それが何なのかはわかりません。
個人的な対策
以上を踏まえての個人的な対策は今までとかわりません。
投資としてのビットコインに深入りはしない
これは他の仮想通貨も含めてです。よっぽど自信があれば勝負しますが、それも短期での勝負に限ります。そしてその自信は自分にはないです。
引き続き動向を見守っていく
仮想通貨とは一線を画しますが、ある程度その情報は摂取していこうと思います。
今後に大きなモードのチェンジがあり、仮想通貨が社会的インフラの一つになっている可能性もあります。そうなったときに取り残されないために、新しい情報をキャッチするアンテナは持っていたいと思います。