2017広島カープのドラフトを考える4

2017広島カープのドラフトを考える4

惜しくもCSファイナルで敗れ日本シリーズ進出を逃しましたが、今期のカープは誠にあっぱれでした。FAなどの補強を望みにくいカープの補強の大黒柱はドラフトです。会議の結果を評価してみます。

2017ドラフト結果速報と感想

https://live-sports.yahoo.co.jp/live/sports/baseball_npb/8152?rf=on

例年通りテレビを見ていましたが、やはり抽選は華ですね。7球団競合の清宮を日ハムが引いた時は、受けて笑っちゃいました。ドラフトの暴れん坊将軍の日ハムですが、ダルビッシュがいなくなる年に大谷、大谷がいなくなる年に清宮というのは神がかっています。

あとは外れ一位で安田村上が各3球団競合、特に村上のそれは予想外で盛り上がりました。
さらにその後の外れ外れ一位でも競合になって、最負けのソフトバンクが12番目のドラ1で選んだのが吉住… ここがハイライトでしたね。加治屋一位を彷彿させるソフトバンクの謎ドラ1です。

後は草場の指名漏れがびっくりしましたが、故障とかがあったのでしょうか?

カープの指名結果を考える

広島東洋カープ2017年ドラフト
1位 中村奨成   広陵高校     181cm 78kg 右右 捕手
2位 山口翔    熊本工業高校   180cm 76kg 右右 投手
3位 ケムナブラッド誠 日本文理大学   192cm 90kg 右右 投手
4位 永井敦士   二松学舎大付高校 178cm 91kg 右右 外野手
5位 遠藤淳志   霞ヶ浦高校    186cm 74kg 右右 投手
6位 平岡敬人   中部学院大学   185cm 92kg 右右 投手

育成1位 岡林飛翔 菰野高校    182cm 85kg 右右 投手
育成2位 藤井黎來 大曲工業高校  181cm 85kg 右右 投手
育成3位 佐々木健 小笠高校    189cm 77kg 右右 投手

投手はみんな右投手で高校捕手1高校外野1 高校投手2大学投手2の割合です。
育成枠も含めて、右投手を7人取りましたが、大学生2人を含めても全員素材であって即戦力としてはあまり期待していないと思います。

一番うれしかったのは抽選で中村を獲得できた瞬間ですね。久々にテンション上がって変な声がでちゃいました。
あとは折り返しで二人取れる段階で、山口は予想していたメンツの1人でしたがケムナブラッドは読めなかったので面白かったです。

4位以降はおそらく事前の予定通りのメンバーですかね、淡々と欲しい選手を指名して終わりでした。

結果を受けての第一感

結果を改めてみると、壮絶な素材集めドラフトですね。あれだけわかりやすい穴だった左投手の補強が0なのは少し驚きです。

ただ改めて考えてみると、不作の年と今年を割り切って、中途半端な即戦力ではなくて5年後の一軍メンバー集めに走ったのは正解の選択だと思います。

そうは言ってもバランスの悪さは否定できません。去年も投手5人に捕手1人で二年続けての投手偏重ドラフトですし、育成枠まで入れると右投手が多すぎます。

自チームの弱点補強というよりも、ドラフト市場に出ている選手の中で良い選手を集めるのを重視したドラフトと思います。

そうであるのならば、ドラフトにより自チームにだぶった過剰戦力をトレードなどで補うのが必要なんですが、カープはトレードをあまりしない球団です。この辺はカープの欠点と思います。

中村獲得を脇に置いて2017広島カープのドラフトを評価しますが、不作の年に一軍戦力になるかどうかを優先して挑んだドラフトであり結果が出るのは5年後ぐらい…と言えるのではないでしょうか。

比較的充実している一軍戦力という、有利な自チームの条件を不作の年に良く生かしたと思います。

楽しみは明日

ドラフトの本当の楽しみは翌日です。コンビニでスポーツ新聞を買って帰って、家で落ち着いて読むのが今から楽しみです。



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