クラウドリースへの投資を増やしていた理由
ソーシャルレンディングの業者の中でも高利回りに惹かれてクラウドリースへの投資割合を増やしていました。クラウドリースが得意とするのはアミューズメント企業…平たく言うとパチンコ屋への融資が多いです。
融資先としてのパチンコ屋
銀行からの融資を得にくいパチンコ屋ですのでソーシャルレンディングで資金調達というのは理解できます。また、日銭商売なので回転資金の需要はともかく、新台入れ替えで多額の設備投資費用というのも理解できます。ここはokです。
ただ、担保が貧弱なのが難点です。不動産担保のものもありますが、郊外のロードサイドパチンコ屋の土地なんて、売り払おうにも流動性が低すぎるので額面で売れるかどうかは難しいです。
クラウドリースの面白い所は、動産担保…おそらく新台入れ替えのパチンコ台と思われます…を設定したり、約束手形徴収の形で乏しいなりに担保保全に手を尽くしているのです。
投資先としてはありと思っていました。
少し回収先として怖い案件
例えばこの案件です。
年商が1億6000万のパチンコ屋(おそらく親会社の不動産業が子会社のパチンコ屋に土地とパチンコ店の設備をリースするというスタイルの会社グループです)に5000万の事業性資金というのは多すぎないかと個人的には思いました。
悩みましたが、当初の投資予定額50万を10万に減額しました。
クラウドリースの案件記載ミスと思われる事例
単純ミスはだれしもがします。個人的にはミスには私は寛容です。ただね、金融機関は単純ミスをしちゃいけないんじゃないかなと思います。私の頭が古いのでしょうか。
担保付きなの?
その次に出てきた案件がこちらの事業性資金ファンドです。
年商3億7000万の高級住宅輸入販売業者への資金ファンドです。年利9%の1000万ですが、分割返済なので企業側の金利負担は1000万/2×9%で45万円ぐらいです。規模としては小さいですし、この面での安全性はあると思います。
保証は代表者連帯保証と関連会社保証と公正証書作成だけです。まあこの会社が飛ばない限りは大丈夫ですが、飛んでしまったらそれでお終いですね。保証としては弱いです。
ただスキームを見ると担保ありと書いています。ん?どこに書いてあるんだ?概要を見ろ?概要にも書いてないけども…
分からない事は質問だ
なので素直に聞いてみました。Q&Aの所から質問をしたのが確か金曜日の21日夜です。それへの返答が来たのが営業日が中一日空いた火曜日の25日今日です。この反応は早いと私は思います。
我ながらシンプルな質問です。ひょっとしたら動産担保(商品の家や材料の木材など)を取っているのかなと思いましたが、何の担保もとっていないようでした。
純粋に案件として評価
純粋に案件として評価すると、先に述べたように安全度は高いと思います。投資としてありかなと思います。ただ、会社が飛んだ場合はとりっぱぐれる可能性は高いです、それへの覚悟はいります。
私とすると低額の投資に止めたいです、やはり担保なしは不安ですので。
クラウドリースの対応
ただ、クラウドリースの対応はどうなのでしょうか…単純ミスを責めるのはしたくないのですが、金融機関としては未熟すぎると思います。
調べてみると過去にもメールの誤送信をやらかしているようですね。
うん、やはり未熟だと思います。社内管理体制は少し杜撰です。
ただ先の私へのメールではいったんキャンセルして、訂正したうえで再応募をかけるそうです。これは手間ですし、自らの些細な過ちを認める行為です。これをできるのは誠実だと認めていいと思います。
25日11:15現在でキャンセルはされてませんが、おそらくこれからの対応になるのでしょう。現段階でのクラウドリースへの私の心証としてはニュートラルです。ただ投資予定だった資金は一部引き上げる予定です。